犬のはなし
ダンナさんの実家に、おじいちゃん犬がいます。
その子は病気で、もうあまり長くは生きられないだろう…と獣医さんに言われ、早2ヶ月。
口周りの腫瘍が大きくなってきてしまっているから、食べたり飲み込んだりしにくい様子。
けれど、その小さな命は、
まだこの世にいたい‼︎
家族のそばにいたい‼︎
と言っているかのような姿で、
家族にさりげなく寄り添ってきたり、
ワンワンと吠えてアピールしたり、
毎日懸命に生きています。
飼い主の義父母は、そのワンちゃんの
遠くはない、いつかやってくる死を前に、
気持ちが滅入ってしまっている様子…
あまり苦しむのであれば、安楽死も視野に入れている…とのこと。
わたしのダンナさんは、もちろん反対。
ダンナさんは、そのワンちゃんをとても可愛がっていたので、1日でも長く生きていてほしいと、仕事帰りに様子を見に行き、お世話しています。
ワンちゃんのお世話と、義父母の激励も兼ねて。
わたしも半年程前、大切な大切な、大好きな愛犬が、天国へ旅立ってしまいました。
その子は、大型犬だったので、足が悪くて、体を起こすこともできなくなってしまいました。
わたしの母は、
もう辛すぎて見ていられないから、最悪の場合、安楽死も考えようと思う…
と一時は言っていましたが、
やっぱり最期まで看取ろう。
ということになりました。
内心、よかったーって、わたしは思いました。
わたし個人の考えは、
飼い主の責任は、
飼い始めた時から、最期の死を迎える時までだと思っています。
かわいいかわいい赤ちゃんの時から、
老いてよぼよぼになって最期を迎える時まで。
最期は、ころっと逝く場合や、苦しむ場合、それはわかりません。
飼い主が、その子を見ているのが辛くても、
ちゃんと看取ってあげること。
ワンちゃんも、家族なのだから…
わたしがワンちゃんだったとしたら、
もう苦しいから天国に行くわ‼︎なんて、
潔く逝けないと思います。
もっと家族のそばにいたい‼︎いさせて!って思うだろうなーと。
安楽死を選択された方を否定するわけではありません。
一個人としてのわたしの思いです。
わたしの大好きな愛犬。
もう天国に行ってしまったけど、
元気に走り回っているかな。
わたしたち家族と過ごした時間を覚えてくれてるかな。
今でも、キミの感触、匂い、撫で撫ですると喜ぶ姿、全部覚えているよ。
キミが亡くなってから3ヶ月後に、
キミと同じ、元気なオトコの子の赤ちゃんが生まれたよ^^